アラーム出力器  VSC−AL
コントロールバルブ制御ユニット

■ 特徴

・入力信号に対して、上限と下限の警報を出力します。
・上下限値はロータリスイッチにより設定できます。
・警報出力は無電圧接点出力できます。
・入出力仕様は内部スイッチにより選択。
 (0〜1mA・4〜20mA/メーク接点・ブレーク接点)

承認図 [PDF 1頁/38KB] (Adobe Readerが必要です)

VSC-2L PHOTO

■ 仕様

仕様 0〜1mA/4〜20mA信号  アラーム出力器
型番 VSC−AL
電源 DC24V ±10%
消費電力 2W MAX.
入力信号 0〜1mA(入力抵抗 1KΩ)/4〜20mA (入力抵抗 250Ω)
出力信号 上限出力・下限出力 (無電圧接点)
AC250V 1.5A 〜 DC30V 1.5A
微小負荷でのご使用の場合は、ご相談ください。
設定範囲 5〜95% 1%ステップ
ヒステリシス 3%
設定精度 ±0.3% 4〜20mA / ±0.5% 0〜1mA
応答速度 1sec. 以下 (90%設定時 入力0→100%)
温度特性 0.015%/℃ 以下
使用周囲温度 −10〜50℃
使用周囲湿度 30〜85% 結露なきこと
端子台 裸電線用 適合電線 0.2〜2.5mm² (AWG24〜12)
取付け方法 DINレール取付け(35mm幅用)
外形寸法 W 23×D 115×H 99 (mm) (DINレール取付面から)
専用のAC電源ユニットが用意されています。別途、お問合せください。

■ 取扱注意事項

1.取付け環境
・放熱用のスリットを塞がないように注意してください。
・直接日光の当たる場所、ほこりの多い場所又は他の機器から熱の輻射を受ける所は避けてください。
・腐食性ガス、可燃性ガスのある場所、振動・衝撃の大きい場所は避けてください。
・ノイズ・サージの大きい場所は避けてください。
2.配線上の注意
・本器の[電源ー入力信号]は絶縁されていませんので、制御装置の設計時にはその点を充分に考慮してください。
・出力端子にノイズ・サージ等が印加されないように、出力側回路にはサージ対策素子等を付けてください。
3.運転上の中止
・定期的に出力接点の通電検査を実施してください。特に微小負荷で使用している場合には、接点に絶縁皮膜が生成されやすいので注意が必要です。
・本器に通電したまま、HIGH・LOWの設定を変更しますと瞬時的にOUT L・OUT Hが出力される事がありますのでご注意ください。
・SW7・SW8・SW9の設定は必ず電源を切った状態で行ってください。
・上下設定SWの操作には先端幅2.5mm以下のマイナスドライバーを使用してください。

技術データ


◇ 設定値選択表
HIGH 上限値設定 (%) H−M H−B
×10 10の位 5〜95 警報時 接点閉 警報時 接点開
×1 1の位 上限設定値を超えるとモニタLED点灯
LOW 下限値設定 (%) L−M L−B
×10 10の位 5〜95 警報時 接点閉 警報時 接点開
×1 1の位 下限設定値を超えるとモニタLED点灯

◇ 設定方法

1.開け方

FIG1
1マイナスドライバーを使用し、両側の1の部分を片方ずつ押し込みます。
2上部を4cm程引出します。

2.SWの位置

FIG2
●DIP SW1・2で出力の仕様を設定できます。
●DIP SW7・8・9で入力信号の種類を設定できます。

◇ 入力選択表
0〜1mA SW7
DIP-SW
SW8
DIP SW2
SW9
DIP SW3
4〜20mA SW7
DIP SW4
SW8
DIP SW5
SW9
DIP SW6


◇ 出力選択表

警報時 接点閉 警報時 接点開
上限出力
SW2
H−M
DIP SW 7
H−B
H−M
DIP SW8
H−B
下限出力
SW1
L−M
DIP SW8
L−B
L−M
DIP SW9
L−B

◇ 前面パネル

TRIM

結線図WIRING

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