スプリット演算器  VSC−SP
コントロールバルブ制御ユニット

■ 特徴

・異なる2台のコントロールバルブを使用するスプリットレンジ制御に最適です。
・平行特性とV特性が容易に設定が可能

承認図 [PDF 1頁/36KB] (Adobe Readerが必要です)

V特性制御
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平行特性制御
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VSC-SP PHOTO

■ 仕様

仕様 4〜20mA信号  スプリット演算器
型番 VSC−SP
電源 DC24V ±10%
消費電力 2W MAX.
入力信号 4〜20mA (入力抵抗 250Ω)
出力信号 4〜20mA 2系統 (被制御側入力抵抗600Ω以下)
分解能 0.2%以下
応答時間 1sec.以下  (入力信号 0 → 100%)
温度特性 5μA/℃ 以下
使用周囲温度 −10〜50℃
使用周囲湿度 30〜85% 結露なきこと
端子台 裸電線用 適合電線
0.2〜2.5mm² (AWG24〜12)
取付け方法 DINレール取付け(35mm幅用)
外形寸法 W 23×D 115×H 99 (mm) (DINレール取付面から)
専用のAC電源ユニットが用意されています。別途、お問合せください。

■ 使用例

V特性制御
3
   4
平行特性制御

   6

■ 取扱注意事項

1.取付け環境
・放熱用のスリットを塞がないように注意してください。
・直接日光の当たる場所、ほこりの多い場所又は他の機器から熱の輻射を受ける所は避けてください。
・腐食性ガス、可燃性ガスのある場所、振動・衝撃の大きい場所は避けてください。
・ノイズ・サージの大きい場所は避けてください。
2.配線上の注意
・本器の[電源ー入力信号ーOUT A−OUT B]は絶縁されていませんので、制御装置の設計時にはその点を充分に考慮してください。
・操作機の電源がDC24Vの場合は、以下の項目にしたがって制御装置の設計をしてください。
●操作機の電源と本機、調節計の電源を別々にするか、入力信号をアイソレーションしてください。
●[OUT A]、[OUT B]それぞれの操作機電源を別々にするか、信号線をアイソレーションしてください。
・使用しない出力は、+とーを短絡しておいてください。

技術データ


◇ 出力選択表
SEL A OUT A SEL A OUT B
平行特性 V特性
10.0mA 7 6.5mA 8 9
10.5mA 7.0mA
11.0mA 7.5mA
11.5mA 8.0mA
12.0mA 8.5mA
12.5mA 9.0mA
13.0mA 9.5mA
13.5mA 10.0mA
14.0mA 10.5mA
14.5mA 11.0mA
15.0mA 11.5mA
15.5mA 12.0mA
16.0mA 12.5mA
16.5mA 13.0mA
17.0mA 13.5mA
17.5mA 14.0mA


◇ SW3設定
OUT B 平行特性
10
OUT B V特性
11


◇ 設定方法

1.開け方
12
1マイナスドライバーを使用し、両側の1の部分を片方ずつ押し込みます。
2上部を4cm程引出します。

2.SWの位置
13
●SW3でOUT Bの特性を設定します。


◇ 前面パネル図

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WIRING

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